空港で働く人たちを、垣間見た!?


あぽやん。

一体、何のことかとおもったら「空港でのトラブルを解決し、旅客を無事に送り出すエキスパート」であるらしい。

接客業にはつきものの、トラブル処理をするプロっていうところでしょうか。


あぽやん (文春文庫)/新野 剛志
¥700
Amazon.co.jp


この仕事に異動してきた、遠藤くんが主人公。

手配課からやってきた、というのは格下げらしいんですね。

あぽやんという仕事は、業界では好まれないらしく

遠藤くんも気が向かない人事に困惑…というところから始まります。


書店でちょこっと立ち読みしたら、なんだか読みたくなって購入。

私も接客業だし、トラブル処理は日常。

旅が好きで、空港行きの電車をみるだけで海外行きたい!と思うもので。

親しみがわいてしまって。


で、読んでみると

業界用語がたくさんあって、わーすごい。というのが最初の感想。

ちゃんとわかるように書いてあるから、読み解けないことはないのですが。

垣間見る感100%


それに、このスピート感

トラブルにあたっているときの様子が細かく折り込まれているのですが、

どうなっちゃう?え?そんなことできるの?

なんて思いつつ、ページを繰る手が止まらなくて。


それにしても、トラブルっていろいろあるな。と

人間と人間だから、ケースバイケースなので当然だけれど。

胃が痛くなりそうな、職業ですね。

それでも、なにがあっても

「笑顔でお客様を送り出す」

というプロ意識には、なんとも感動いたします


私には、空港勤務の知り合いはいませんが

この小説にあるような日常がリアルであれば

著者は空港業務に詳しい方?取材の賜物?


いろんな意味で、おもしろく読みました。

続編があるらしいので、さっそく探します。

だって、遠藤くんの恋の行方も気になるしドキドキ



●幽霊と暮らす楽しい?!暮らしはコチラ    

先日、書店の文庫コーナーで発見。そのときは、ふーんと素通りしたのですが

なんと友人が読んでいたんです。ミステリージャンルの作家さんですよね。香月さんといえば。

最近、読書の気分じゃなくて遠ざかっていましたが、

おもしろいよ~と貸してくれたのでまず1巻を。

妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)/香月 日輪
¥470
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なんと、ハマった。巻数が多いシリーズはわりと苦手なので、あまり手をだしてこなかったのですが。

これは続きが気になるのです。。

かいつまんで説明すると

主人公の夕士(高校生)が、幽霊たちと人間が住むアパートに暮らしているお話。


大人か子供か、そのはざまで揺れるこころが小説の中にちりばめられています。

幽霊の大人たちに、人生相談をしたり。将来について考えたり。

高校での先生や友人たちとのトラブル、友情なども題材。

「なんだ、説教くさい」と思いましたか?いやいや。とても明るいトーンなので、

高校生が読んだら、そーか、そーなのか!とすんなり理解するんじゃないでしょうか。

そういえば自分も高校生だったな、なんて懐かしく思いかえしてみたりして読んでいます(笑)

で、文庫化している最中。まだ全巻文庫になっていないので、

途中からはYA本を読んでいます。文庫+YA本含めて10巻まであります。

つまり・・・文庫になるのが待っていられないんです!

文庫のあとがきを読んでみると、ヤングアダルトだけを対象にするなんてもったいない!という

ミステリー作家の文章が。最近の名だたる文学賞では、若者が苦悩する題材の小説も多く受賞していますし。

幽霊モノというのは、新鮮なのかもしれないですね。


大人にもオススメ

時期柄、中学・高校生へ進級・進学のプレゼントにも良いかもしれないですね♪

こんにちは。小鈴です。

少し秋らしくなってきて、寝苦しくもなくなってきて読書が進んでいます。

この時期が一番好きだなぁ。



さて、読んだ本はこちら。

書店が好きな方、書店のウラのウラへご招待します。



傷だらけの店長 ~それでもやらねばならない~/伊達雅彦  ¥1,365 Amazon.co.jp



書店を切り盛りする店長さんの、悲哀を含んだお仕事本。

かなりディープです。

一見、華やか?に見える書店の日常が

愚痴とともにリアルに読みとれます。



内容と、感想を ★ こちら  ★ に書きましたのでぜひご覧くださいませ。

#034の 小鈴です。



実を言うと、後半はせつなくなってしまいました。

電車で読んでいたのですが、うっかり目がうるんでしまって、あわてたのは言うまでもありません。。

こんにちは。小鈴です。

暑いですね。え、もう9月?聞き間違えたかしら。


だいぶ、ご無沙汰しておりましたが

サウナのような日々を、元気に過ごしています。

読書はね、暑いのでなんとなく進まず。


最近読んだ本を、ビワの最終報とともにUPしました。

こちらへ  #034の小鈴です。



遅々として進まない読書ですけれど、

下の2冊を読んだのですよ。

絶叫委員会/穂村 弘    動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか/福岡 伸一

「絶叫委員会」は、リンク先にも書いたんですけれど

突っ込み!エッセイかな。おもしろいです。笑えます。

なにげない日常なのに、おかしみが潜んでいるんですね~。


「動的平衡」は、

理系エッセイ。小鈴が理系の本に手を出したのは初かもしれぬ。

でもね。ダイエットとか、美容とか、食についても

細胞の働きレベルで書いてあったので、興味津津で読み進みました。


やっぱり、説得力がちがうからだの中で起こっていることを説明されると、ね。


・ヒアルロン酸って、効果ありと思っていたのに

・ダイエットによい食べ方って、こうだったのか


など、目からウロコが落ちました。


小鈴には、理解が及ばない話(文系人間ゆえ)もありましたが

なんとなく読んでしまった。

わからないけれど、読んでしまうというのは、読みやすさのせいかしら?


なんとなく気になった方、興味あるところだけでも

目を通してみてくださいませ。

みなさん、こんにちは。小鈴です。

前回も書いたビワの実blog。 楽しく、定点観測中です。


本日6/4は、こんなかんじ。だいぶオレンジ色になりました。

なんだかわからないけど、ワクワクうきうきします。

小鈴の本棚のぞいてみる? 写真が暗いのは、夜に撮ったから。

今度はできるだけ、昼間に撮りますね。

早く食べたいなぁ。ひと雨くれば、一層甘くなるのです♪

ただ…雷雨とか豪雨は望まないんですけどね。

今晩、雨がひどいらしいから関東の方、警戒です。(関東だけかしらね?)



前回同様、こちらで観測更新中。本紹介もありです。

みなさま、↓こちらへ飛んでくださいませラブラブ

本好き101人の森  #34 の小鈴をクリック。


どうぞよろしく。

みなさん、こんにちは。小鈴です。

今日は季節の話題 プラス 本について。


うちにはビワの木がありまして。

ことしもたくさん実をつけてくれました。

上が5/28。 下が5/31。

だんだん、オレンジ色になっているのがわかりますか?


小鈴の本棚のぞいてみる?-biwa0528 小鈴の本棚のぞいてみる?-biwa0531

ビワって、あんまり食べないという人が多いようですが、

意外と簡単に育つので

根気のある方は、スーパーで買ってきて美味しく頂いたら

種を土にうめておいてください。

…わすれたころに、芽をだします。

ただし、そんなに大きく立派な実がつかないので、買ったほうが甘くておいしいです。

もちろん、手をかければあまーくなると思います。うちはほったらかしだからなぁ。

それでも、ジューシーです。


ここ最近、成長を数日おきにUPしています。

これを機会に、ビワがでてくる本を一冊づつ紹介しているのですが、

なかなか本がみあたりません。

収穫までにたくさんの本を紹介できるのかしら。

とおもいつつ、けっこう楽しんでblogを書いています。

こちらへ飛んでくださいませラブラブ

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どうぞよろしく。

●いつのまにか、こんなにたくさん♪


どうも、小鈴です。どういうわけか、私には本読みバイオリズムというものがありまして。

怒濤のように読む期間と、ぽつぽつとしか読まない期間があります。


今は怒濤期間にあたるようで。ここ1ヶ月でかるく10冊は購入しています。雑誌、書籍含め。

目に付く本は半分くらい買ってしまふ。全部買ったら気持ちよいでしょうね~。そこまでの大人買いは夢です。


このblogでは、小説ばかりを載せていたのですが。それ以外もけっこう読んでいるのです。

今回は、最近買った本を一挙公開!

今後、小鈴アンテナをくすぐった逸品だけ、1エントリーずつ書きます。


★「ボクは坊さん。」白川密成、ミシマ社

 四国八十八カ所霊場第五十七番札所 栄福寺住職のお仕事エッセイ。

 いかにして住職になったのか。大学入学前~住職になるまで~なってからについて綴っています。

 坊さんって、こんなふうに仕事をするんだな。こんなことを考えているのか。…と目からウロコでした。

 

★「短編集」柴田元幸(編)、モンキーブックス

 短編集です。8篇。タイトル通り。最初の1篇目を開いてみると…のっけから、カラーの写真あり。

 箱の中にモンキー。なんだこれ。

 シャレがきいていて、いたずらっぽい文章に魅せられています。


★「愛するということ」エーリッヒ・フロム、紀伊國屋書店

 愛する。 愛される、ではないんですよね。フロムは、「愛は技術」と言い切っています。

 愛する習練を積みなさい、と諭すのです。よくある自己啓発本を読むより、こちらのほうがいい。

 なんといっても読み捨てられない。深く自分を掘り下げる機会をもらえるから。


★「手に取るように心理学がわかる本」渋谷昌三(他)、かんき出版

 心理学って、なんだか怖い。そうおもっていたのですが、これをぱらぱら読んでいたら面白くなってきました。

 同じカタチをした人間なのに。ココロのありかたはみんなちがう。ふしぎですねー。心理学って何?~ビジネス  に使える心理術まで、多岐にわたった充実の一冊。おおづかみに心理学を知りたいなら、これはいい。


★「ミスが少ない人は必ずやっている【書類・手帳・ノート】の整理術」サンクチュアリ出版

 ここ一週間あたり、書店に行った方は見たことがあるのでは?只今ベストセラー中の一品です。

 整理術って、できないくせに見ちゃう。買っちゃう。このなかで一つでも取り入れられたら御の字なんですけど。

 只今、職場にて手元を鋭意整理中です。早いトコ、自分流整理術を確立したい!


★「生きがいについて」みすず書房

 読書中。生きがいって、感じてますか?でも、生きがいってなんだろう?

 この本が書かれた時の社会的不安度は、今と違うと思います。でも、今の時代でもぴったりくる。

 人の生きがいって、やっぱり変わらないものなのかな。じっくり読みたい。


★「渡りの足跡」梨木香歩、新潮社

 梨木さんファンとしては、はずせない。でもまだ読み始めてない。愉しみ~!

 ぱらぱらめくったら、鳥の名前がたくさん。エッセイのようなので、美味しい紅茶をいれて読みたいな。


★「エッセイ脳」岸本葉子、中央公論新社

 エッセイストの著者がなんとエッセイの書き方本!手の内をあかすかのように、文章の構造や注意点を織り交ぜています。自身のエッセイを例にとり、四角でかこったり、線を引いたりして文章を解剖していく。エッセイ講座に参加したかのような気持ちで読んでいます。あぁこの本、教えたくなかった。見なかったことにして(笑)


★雑誌「日経エンタテインメント」2010.6月号、日経BP

 特集“人気者の仕事術”が読みたくて。この雑誌は初めて買いました。若者(20代前半から半ばくらい?)に向けた、発想術や仕事に対するこころがけを書いています。人気タレントやジャーナリストの仕事を通して学ぶ、というものでした。ビジネス路線の雑誌とはちがった、新鮮な気づきがありました。


★雑誌「日経ビジネスアソシエ」2010.5.4号、日経BP

 特集“仕事に効く!元気になる!今、読むべき本”が気になって。500冊完全ガイド、と言われると数に圧倒されてしまいます。むずかしい経済書、経営バイブルから、エッセイまで幅広い。傍らにおいて眺めては、読みたい本リストにのせているところです。



長くなっちゃいました。このへんで今日はおしまい。

ん、よく整理できました。記録にもなるし、整理術本も読んでみるもんだにひひ

抹茶♪


というわけで、なんだか2回目のスイーツ投稿。

黄金週間のうちで、一番スイートな時間でした。


小鈴の本棚のぞいてみる? Afternoon teaにて。キハチとのコラボ期間(?)だったようで、あのキハチロールがメニューにあったんですよ。


抹茶と黒糖のロールケーキコーヒー 


まんなかにつまっている、抹茶クリームが濃厚なこと!程良く、ほろ苦い。

小倉も入ってます。小倉のつぶつぶ食感が楽しいし、スポンジもクリームも舌の上でとろけてゆくの~。

私は紅茶好きだから、Afternoon teaがお気に入り。

今回は友人とおしゃべりしつつだったけど、ひとり読書でもまったりするのも。いいなぁ。

笑えるエッセイとか、じっくりよみたい小説とか、トリックたくさんのミステリーとか。


最近は本を買いすぎまして。blog書けていないかわりに(?)

お買い物リストでもつくってみようかしら。

●あら、これは美味しい!

いつもとちがって、今日はお菓子のお話。


仕事帰りにふらっと立ち寄ったクイーンズ伊勢丹@横浜にて こんなビスケットを発見しました。


小鈴の本棚のぞいてみる?-Gerble

Gerble(ジェルブレ)と読むらしい。おフランスからやってきた、輸入のお菓子(大塚製薬が販売)です。

黒いペンを置いてみたので、大きさがわかるかしら?小さい箱を買ってみました。

大きい箱もありましたけど、まぁお試しのつもりで。


なんでも、フランスのダイエット食品会社のビスケットなんだとか。なんと20種類もあるんです。

大きく分けると●小麦胚芽入り●食物繊維入り●砂糖不使用と3タイプあって。

それぞれのタイプで、ハチミツ、チョコ、リンゴ、レーズン、いちじくなどなど。ビスケットに入っているものが違う。

いやぁ、ずらっとならんでいたので目移り。

けっきょく、砂糖不使用のレーズン&ヘーゼルナッツを買ってみました。


で、夕食後に食べてみたのですが。

これはハマりそう。

砂糖なしだから、味がいまいちかな。ぼそぼそするかとおもったのですが。

レーズンの甘さがアクセントになっていて、あとをひく。ヘーゼルナッツがちゃんと存在感をだしています。

ナッツは歯ごたえがあるから、ごりごり噛むことになるけど

一枚でもけっこう食べ応え◎。

ビスケット4枚はいっているし、小腹がすいていたら十分間食になりますよ。

砂糖抜きの食生活をしている方にも、これなら安心かも。


他の味も食べてみたいです。また買っちゃうかも。


大塚製薬のHPをみてみたら、テスト販売らしいですね。

ちなみに栄養機能食品(ビタミンE)と書いてありました。

カロリーメイトにもだいぶお世話になったけど、こっちの方が好きかも。

ぜひレギュラー販売してほしいですビックリマーク


★あなたは、自分のことがかわいいですか?


タイトルを見た瞬間、料理をつくるの?美味しそうなのかな?と

のんきに読み始めたのですけれど…


太陽のパスタ、豆のスープ/宮下 奈都
¥1,470
Amazon.co.jp

オビには、人生を変える「リスト」の物語 と書いてあります。ふむ。どんな話なんだろう。

主人公・あすわ の婚約が破談になるところから始まります。なぜ、どうして?よよよと泣き暮らす。

そこへ、叔母のロッカさんが飄々とあらわれて

「で、あんたは何がしたいわけ?」とぶっきらぼうに問いかけます。このロッカさん、いい人なんだわ。

「ドリフターズ・リストを作んなさい。やりたいことを全部リストにするのっ

この一言が、この物語の肝です。

初めはヤケになってつくった「やりたいことリスト」を

書き加え、書き直していくうちに自分を見つめ直す、あすわ。

行動してみて、これは合う、合わない…と試していくうちに色々なことに気づかされていく過程が

読む人のココロを動かします。

ナゼって、なんだかわからないけど焦っている私(=読者)に気づかされるんです。

中盤を越えると、あすわは私?って思えてくる。

みんなが通る道がここに示されているから。かな。あ、私もそう思った。という感覚がある。

この本、私の味方?って思える。

そして、ロッカさんやあすわの周りの人達が指南役。

もし、

進む道がわからないとか、なんだかモヤモヤしている人にはお勧めの小説です。

ロッカさんのコトバを借りれば、特に20代の方に効果あり?!

たぶん、背中をおしてくれるだろうから。

このリスト、いいですね。書き出すことで、たぶん何かが始まるんでしょうね☆